前回ブログで紹介した、『モディリアーニと妻ジャンヌの物語展』
に行ってきました。
「モディリアーニ 真実の愛」の映画上映会を目当てに、わざわざ土曜日に
行ったのですが、先着50名様限定だったようで、13:30~の上映会のチケットは残念ながら購入できませんでした・・・
(10:00~の上映会は朝8時ごろから並ばれていたとのこと!!ご覧になりたい方は、早めに出かけられた方がいいみたいです。)
作品は、
Ⅰ.出会うまでのふたり
Ⅱ.出会いから同棲へ
Ⅲ.ニースへの旅立ち
Ⅳ.永遠の静寂
という順番で展示されており、館内でもらえる案内には作品についての解説が書いてあります。
美術作品に詳しくないので、ここで作品についての解説は出来ないのですが、二人の出会い、惹かれあっていく様子、幸せな日々・・・
そんな二人の様子が伝わってくるような、とても微笑ましい作品ばかり。
同じモデルを描いた作品でも、モディリアーニとジャンヌでは視点が全く違ったり、かと思えば、ジャンヌがモディリアーニ風に描いた作品があったりと興味深いものもたくさんありました。
けれど、やがて来る悲しい結末。。。
私が特に心を打たれた作品は、モディリアーニが病院に運ばれてから亡くなるまでの間に描かれたと思われる、ジャンヌが遺した、二人の恋をふり返るかのような水彩画の連作です。
モディリアーニと出合った頃、幸せだったニースでの思い出、モディリアーニの死、そして最後は自殺する自分の姿・・・
1920年1月24日に亡くなったモディリアーニ。そして、その二日後の26日未明、実家のアパートから飛び降り、帰らぬ人となったジャンヌ。作品には、悲しい結末を暗示するかのようなモチーフが描かれているのですが、それが余計にモディリアーニへの強い想いを表現しているようで、見ていて胸が痛くなってしまいました。
14歳の年齢の差を越えて、お互いに愛し合ったモディリアーニとジャンヌ。
悲劇的な結末を迎えた二人の恋の軌跡を、是非作品から感じ取って頂けたらなと思います。
期間は、12月16日まで。
毎週土曜日は、10時からと13時からの2回、映画の上映会も行っています。(観覧料300円)
そして、美術館の帰りには是非プジョー山口へお越し下さい。